【詩】「すのーでんとの恋」 [詩]
「すのーでんとの恋」
す、からいろいろなところへいける。
ただのす、なら、料理。
すのう、なら、真っ白な雪。
すのーぴあーさー。雪原を永久に走りつつける汽車。
肌の色も白く、左右の犬歯がやや目立つ歯も白い。
その男との恋は、当然命がけになる。
国を捨てねばならぬ、家族も捨てねばならぬ。
恋とは、それほど価値あるものか。
AT&Tは日々3億2000万件の記録を政府に提供。
そんなこと、ネットができたときから想像できた。
ネットは宇宙空間とは違う。
もとは軍事利用のアルパネットだ。
すのーでんの、でんは、当然電報のでんだ。
国際電報は、ネットとは違うラインを持っている。
どこに届くか、国際電報。
その名のなかには、白雪姫もいる。
美しい姿、美しい声、美しいしゃべり方、
魅了される、
けど、
その男の考えはあまりに危険すぎる、
夢だ、
チェッ・ゲバラよりも、
ほかに思いつかない、The most dangerous man
ヒトラーのような悪ではなくて、
だが、刻印のようにその名が刻まれる、
私のcodeに。
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