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コピーが激しい(笑) [Book]

Amazonレビューより転載(ここだけね(笑))


 


『現代詩手帖 2018年 10 月号 [雑誌] 雑誌 – 2018/9/28 


 


このザッシの版元から、実に夥しい「詩人」が詩集を出していて、若手で売り出せるとふんだ詩人以外は、すべて自費出版と思われるが、1冊出すのに、100万円はかかるだろう。ただ、大学を出たばかりの若い人が、有名装丁家の詩集をなぜ出せるのかは、当方も疑問で(笑)、推定なれど、これら若い女性詩人たちに関しては、もしかしたら、「特別措置」がなされているかもしれない(笑)。今号の「目玉」は、帷子耀(「カタビラアキ」というそうだ)。この名前は、昔、当方が高校生だった頃、「あこがれ」(爆)の投稿欄でかなり頻繁に見られた名前だが、どう読むのかは、はじめて知った(爆)。帷子耀氏は、青春時代に「現代詩手帖」に投稿していて、新人賞は取ったらしいが、早々に詩を書くのをやめて、実業家かなんかで生活していたのを「引っ張り出して」、300万円程度出させて、「集大成」を作り上げた。それの「伝説」づくりが、今号の目的である。どこといって特徴のない後期高齢者の写真があり、どうもこのヒトが、その「伝説の詩人」の写真であるようだが、このカイシャ得意のハデハデしい売り出しモンクに、「帰って来たランボー」みたいなのがある。誰が言ったか知らないが。まー、ランボーもあきれ果てるでしょう。なぜなら、この出版社、「内容」はほとんど問題にしていないからだ。アルチュール・ランボーは、十代のうちに5000行の詩しか書いてないが、そのとき、すでに評判になっていたし、無理に伝説をねつ造しなくても、自然に伝説になっていたからだ。その内実をまったく鑑みず、「青春時代に詩を書いて、詩の雑誌の投稿欄で「活躍」していた」、それだけで「ランボー」と言ってしまうのは、呆れかえるほどの無理があり、こういうことを声高に言って、編集部の意向を満足させている文筆家がいるようだが、こういうのを、「文壇ゴロ」というのだろうか?(爆)。


 確かに帷子耀氏が投稿者だった頃に比べると、劣化が激しい本誌であるが、そういう出版社になんとかぶら下がって、名前をあげたい「詩人」たちがあとを断たないのは、日本にはまだ金が余ってるのかな、と思わせないでもないのだが。地方の大きな書店でも、本誌は見あたらず、推定発行部数は、500部程度とみた。





 


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