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「デーモン小暮カヴァー『Never』、あるいは、廣野」 [詩]

「デーモン小暮カヴァー『Never』、あるいは、廣野」

 

傷つき壊れた時が

強く「なる」チャンス「だから」

ココロを閉ざさない「で」

くりかえし「ドア」

叩いて

さあ ねばぬばねばねば

IF」愛さなければ

ねばねばねばねば FLY

実は親孝行だという

白塗り悪の大魔王デーモン小暮

GIRLS'ROCKを歌う

HAKURAI

よいナ

かういふ悪魔が

ガールを鼓舞するロックを

歌ってくれるのワね

You can brew ?

このbrewbrow

聞こえるガナ

 

雲雀たつあら野におふる姫ゆりのなににつくともなき心かな  西行

 

芭蕉七部集『あら野』上下は、発句集、員外は連句集なり。

 

『冬の日』『春の日』の華美優美空想から逃れ、荒野へ

傷つき壊れた時が

強くなる

チャンスだから

 

だから、聖ヒエロニムスも

荒野へ!

石で身体を打ったって……あの

宗派?

『ダ・ヴィンチ・コード』の

 

下ゝの下(げげのげ)の客といはれん花の宿  越人

 

それは「なかなか帰らない客」のことで、

花のなかだもんね、

ということになる

 

月花もなくて酒のむひとり哉  芭蕉

 

花なんていらん月なんていらん

ねばねばねばねば

強くなる

チャンスだから

 

You can fly!



raku190220_1.jpg



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