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【訳詩】T.S.エリオット「J・プルフロックの恋歌」(『プルフロックとその他の観察』(1917)より))1 [訳詩]

T.S.エリオット「J・プルフロックの恋歌」(『プルフロックとその他の観察』(1917)より))1


 


じゃ、行こうか、きみとぼく


空に夕暮れがまき散らされるとき


麻酔をかけられた患者みたいにテーブルの上の


行こうよ、とある半寂れの通りを抜けて、


ごちゃごちゃいう避難場所


眠れない夜の一夜専用安ホテルの


そしておがくずレストラン牡蠣の殻が散らばった


たどっていく通りうんざりさせられる議論のように


狡猾な意図の


膨大な問いにきみを導くための...


おっと、聞かないでくれよ、「それはなんだ?」って


行こうぜそれから訪問してやろう。


 部屋を女たちが行ったり来たりしている


ミケランジェロについて話しながら。


 


 


****


 


(訳者記:第一連、かたちは、シェークスピアを思わせるソネット)


 


T.S.ELIOT 


THE LOVE SONG OF J.ALFRED PRUFROCK (From "Prufrock AND OTHER OBSERVATIONS, 1917


 


Let us go then, you and I,


When the evening is spread out against the sky


Like a patient etherised upon a table;


Let us go, through certain half-deserted streats,


Of restless nights in one-night cheap hotels


And sawdust restaurants with oyster-shells:


Streets that follow like a tedious argument 


Of insidious intent


To lead you to an overwhelming questions...


Oh, do not ask, "What is it?"


Let us go and make visit.


   In the room the women come and go


Talking of Michelangelo.




london1.jpg






 


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