SSブログ

「なんとかヒマワリとカエデに似た葉っぱ」 [絵画]

「なんとかヒマワリとカエデに似た葉っぱ」

himawari.jpg





nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ランチ@20180715 [料理]

日曜日(2018/7/15)のランチ。

 

カレイとマイタケの白ワイン蒸し、コーンスープ、イチジクパン、桃、オレンジジュース、コーヒー(スタバ、エチオピア)。

lun180715_1.jpg

lun180715_2.jpg







nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

【詩】「不思議な恋が」 [詩]

「不思議な恋が」

 

とゞめおきし移り香ならぬ橘にまづこひらるゝほとゝぎすかな

 

不思議な恋が木材資源の形をして

飛鳥、難波、藤原、平城、紫香楽、長岡のあたりに訪れるよ

みぶんは低いけど

おまえとは OK 今すぐ、あーあ、

京都はまだ水のなか、いつになったら、

現れるのか、おれの別荘

最高のリゾート未来も、あーあ、

ときおり雨の降る日記

貴重な資料、道長も、ここまでは

続けられなかった60年、あーあ、

おれはやめなかった、書くことを、

荷風も、ここまでは、

続けられなかった日乗。

おれは別荘に寝転んで、青い紅葉が

光にちらちら揺れるさまを楽しんでいる

すぐ近くには、芭蕉さんもおいでだ

弟子の別荘にな。だがあそこは、

ここより低い土地だ、気分ももり下がるだろう

持ち込んだ書物の共通はただひとつ、

白氏文集ぅ〜、あーあ、ひとことでいいから、

おれのことを表してよ、ハセヲと、

きみの名前でぼくを呼んで。

ぬあんてね。

jo180716.jpg






nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

【詩】「平清盛が死んだ」 [詩]

「平清盛が死んだ」

 

春雨のはれゆくそらに風ふけば雲とともにもかへる雁かな

治承五年、1181年、19歳。7番目の歌。平清盛が死んだ。63歳。田舎者の粗野な男だ。たらこくちびるで。そう、800年後の世なら、田中角栄に似ているだろう。六波羅蜜という街に住んでいた。なにか空が晴れ晴れとしているな。私が生まれる前から続いている戦争は、相変わらずきな臭い匂いをこの街に放っている。だが私の知ったことか。私は、そうだな、Francis Pongeの詩集でも読みながら、寝るとするか。

儀式。争い。斬首。流刑。梅の花。火事。炎。煙。束帯。漢字。中将。唐。ぼんぼり。ほのか。雨。雲。空。匂う空。空の匂い。

私は肉体をなくした魂で、誰か早く、私を復元してくれ。私はあなたの、緑。緑の葉っぱ。そこか〜ら京都が見えるかい?♪ ほいのほ〜いの、ほい(ってね、鳶じゃないんだ、雁なんだよ(笑))

この日記を、明月……そう、明月記と名づけよう。たしか、アンネ・フランクは、「キティ」と名づけたと思うがな。

詩に、(笑)を使用するのは、まずいと思うがな。ね、父上?

jo180613_1.jpg






nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

けふのランチ@20180713 [料理]

鶏むね肉とズッキーニとナスの味噌炒め、ナスとトマトのオリーブ油あえ、バナナと巨峰、ヨーグルト(ブルーベリージャム)、パイン・シトラスジュース、アイスコーヒー(スタバのエチオピア)。

lun180713_1.jpg

lun180713_2.jpg

lun180713_3.jpg





nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

【詩】「ななしゃいのとき、わたしはなにをみたんだろー?」 [詩]

「ななしゃいのとき、わたしはなにをみたんだろー?」

 

ななしゃいのとき、わたしはすでにせいじんしていたので、とくに、みたものはなかったようにおもう。

わがやよりまずしいおんながあかんぼうをおぶって、しずおかけんの茶をうるわがやのあがりかまちにすわって、いっちょうまえにおっとのぐちをははにいうのを、いちまつのゆうえつかんできいていたとか、たくさんのどーなつばんをちちがかりていたのが、そのあいてが夜逃げしたので、そっくりそのままもらってしまったとか、いま、FBでともだちでもある同級生(だいじょうぶ、かのじょはあまりここをのぞいていないようだから)が、はるよちゃんちってしゃくやだったんだね、とか、そういったのをごじゅうねんごもおぼえているなんてまるでおもわなかったとか。

やはりなにも、みていなかった、としかおもえないのだ、七歳のとき、なんかこーとーな有名人をみたらしいほそだでんぞうさんよ。


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

【詩】「The Waste Land」 [詩]

「The waste Land」

 

そこでは、問うことだけが、漁夫王の病を癒すとされた。それで私は問うたものだ。

人間ていったい何度で焼かれますの? だいたい1600度くらいです。それでも一、二時間かかりますの? そう水分がほとんどだからね。脱水症で死んでもまだ体の中は、ほとんど水分なのである。漁夫王はそれを憂えている。そして上半身を起こして言った。

「川を解放せよ!」

おお、スウィート・テムズ。その昔は、鬱蒼とした木々に覆われ、アマゾンと変わらんかったんよ。

waste land って、ただの荒れ果てた土地じゃない。田や畑として使用しないで、そのままに太古を受けつぎ、妖精たちのあるがままにしておく土地。わが熊沢蕃山も、そのような土地を残しておくことを推奨した。そこでは、祀りごとは秘儀化され地下深く隠された。いつか、このような問いを献上しにやってくるもののために。

犬って、いったい何度で焼かれますの? 1000度以下です。900度くらい? まあノノそう言ったところでしょうか。小さいようでも、水分がたっぷりありますからね、一時間以上はかかります。乾いた骨になるまでは。

T.S.Eliot presents...と、ナレーターは言う。チェンバロのようなメロディーとともに。そこで「彼」が読むのは、時間の遡及。まだ騎士もいない時代、人は、物と、どのような関係を築いたか。

それはまだ、武器でもなく、器でもない、

鉄でもなく、石でもない、いわば、

無機物

永遠に有機を夢見る、

そこでは、

王と祭司は同一人物であり、今の王は前の王を殺してなったのであり、やがて次なる王に殺される──。

それが起こったのは、Waste land(荒廃国)、鏡のように美しい湖がある場所、そしてgolden bough(金色に輝く大枝)ノノ

古代の森では、ときどき火が目覚めた

私はこれを舟を漕ぎながら書いているが、その

うつつと夢のあわいに、Waste land(荒れ地?)はあって、

火が何かを語ろうとしている。

 

*****

 

(これをもって、詩集を編むことにしよう。)




nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

The Golden Bough of Turner 2018 [絵画]

The Golden Bough of Turner 2018
(アクリル)

golden.jpg







nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

『オンリー・ザ・ブレイブ 』──合掌(★★★★★) [映画レビュー]

『オンリー・ザ・ブレイブ』(ジョセフ・コシンスキー監督、2017年、原題『ONLY THE BRAVE』)

 

 大昔から、森林が存在するところ、山火事は存在した。湿度が極端に低い地域ではなおさらである。昔は、その山火事が、生い茂る木々を淘汰することにもなったと思う。しかし、今、自然との共存と人間の居住区域を考えると、山火事=森林火災は大きな問題である。そこには、本作のような、普通の生活からはまったく気づかない人々の地味な仕事が存在する。

 

 この森林火災の消防人たちは、体力はもちろんのこと、風の動きなどの気象も読めなくてはいけないし、どのように防ぐかの判断力も必要とされる。しかし、そこに集まって消火(水をまいたりするのではなく、防火帯を掘って作ったり、逆に火を放って燃えるものを減らすなどの方法があり、飛行機で水や消化剤をまいていくのは、べつの仕事である)の仕事にあたる人々は、ある程度の犠牲(家族とのんびり過ごす時間が少ないなど)を払わねばならず、そこにはさまざまな個人的事情も入り込む。

 

 『セッション』で、しごき抜かれ一流ドラマーへと育っていく学生を、27歳で演じた、マイルズ・テラーが、30歳になっても、やはり学生を演じ(笑)、今度は、ガールフレンドに赤ちゃんができ、それをきっかけにこの仕事に入り、立ち直っていくという姿が描かれるとあらば、ゼッタイに見逃せない。しかも、キャストは、信頼感のある中年男の魅力ではピカイチのジョシュ・ブローリン、アメリカの「ジーサン樹木希林」といった境地に達している、ジェフ・ブリッジス、とくれば、傑作に決まっている。さらに、年を取ってもかえって美しさに磨きがかかった感のあるジェニファー・コネリー、なつかしのアンディ・マクドウェルが、苛酷な映画に、やさしさを添えている。

 

 それだけのキャストに対抗する、森林を焼き尽くそうとする火が非情にも美しい。

 火の足は速く、強大である。太古からそうだった。なにものも逆らえない。実際にあった話なので、「結末」はわかっているはずだが、私はそれをまったく意識せずに観たので、森林消火隊各人が寝袋のように被って地面に伏せ、通過していく火をやり過ごす最後の手段の防火袋で生き残れるものと思っていた──。

 

 そして奇跡的というより、おそらく隊長(ブローリン)の判断によって、見張り役を指示された、ブランドン・マクドナウこと、マイルズ・テラーがただひとり生き残り、犠牲になった仲間たちの生の意味を証すことになるのは、ふたたび「セッション」を生き延びるヒーローを思わせる。

 エンドロールで、役を演じた俳優の写真が「隊員本人」の写真に変わり、名前と当時の年齢が映されるが、彼らの多くが二十代という若さに胸が痛まない人はいないだろう。

 

本レビューのタイトルを「合掌」したが、隊長のマーシュ(ブローリン)は、常に数珠を携えている仏教徒であることがさりげなく示される場面がある。

 

 


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

【詩】「暑い日になにもすることがなく眠い、ということほど幸せなことがあるだろうか?」 [詩]

「暑い日になにもすることがなく眠い、ということほど幸せなことがあるだろうか?」

 

宇宙のどこかでは灼熱のガスが燃えたぎっているというのに、この土手で、姉が読んでいる本を、一、二回覗き、絵も会話もない本なんて、なんのためになるかわからないわ、などと思っている少女ほど、幸せな存在があるだろうか?

ルイス・キャロルは、少年が嫌いだったという。少年はじっとしていない。少年は思念に留まらない。少年は退屈を知らない。少年は、地底へ何マイルも潜り込んでしまって表層に出てくるすべを知らない。つまり、少年は、みずから不幸に向かっていく──。

アリスといえば、ロリータをすぐ思い出すむきもあるだろう。すぐに性的なニュアンスを持ち出したがる。ナボコフはそういう世間の思惑相手にひと商売しようと思ったに違いない。しかし、内心は、アリスのことを思っていた。つまり、表層に留まる少女。鏡の向こう側にも地底にも表層を見つけてしまう少女。そして、常に退屈している存在。泥にも霧にも芋虫にも水蒸気にも、なにかの切れ端にも、意味を見つけてしまう少女──というか、

少女は、そういうものである。

そして私は、肉体と物体について考えている。

それを結ぶ死というものについて。




nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。