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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』──ヘンリー・カーヴィルさまへ+★(★★★★) [映画レビュー]

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト 』(クリストファー・マッカリー監督、2018年、原題『MISSION: IMPOSSIBLE - FALLOUT』)

 

 本作のおおもとになっている『スパイ大作戦』は小学校から観ている(って、テレビですよ!)私だが(ちなみに、トム・クルーズも大ファンだったとか)、主人公の「フリースパイ」(私の造語です(笑))のもとに届けられる「指令」のテープは、「きみに何かあっても、当方は責任を取らない。このテープは自動的に消滅する」……というシーンは、ずーっと踏襲されているところがすごい!(爆)。規模はどんどん大きくなり、「敵」はだんだんワケわかんなくなり、物語はどんどん複雑になり……「フリースパイ」のはずが、IMF(社会科で習ったやつとはちがうみたい(笑))なんて組織になっている。CIAの「下請け」(笑のような。そして「長官」は、アレック・ボールドウィンから、アフリカン女性のアンジェラ・バセットに替わって、ボールドウィンはどこか企業に天下りしている?──てな情況。そして、トム・クルーズは55歳(撮影当時)になった。

どーするんだ? いつまでやるんだ? タン、タン、タン、タン……テーマ音楽は相変わらず、ひとをその気にさせてくれる。私もいろいろなバージョンを、iPodに入れて、その気になって聴いている。

 さて、今回は……題名、Falloutは、いろいろ「かけている」でしょうが、やはりズバリ、「放射性降下物」でしょう。よくないよ、プルトニウムが盗まれたなんて設定。よく考えれば、まだプルトニウムだけなら、「武器」はできないでしょう。それなりの技術員と施設がいるのでは? ねえ、キム・ジョンウン君?

 トム・クルーズのついたクリア・ファイルをくれればいいってもんじゃないよ(今回、これが付いてました)。

 なにがすごいって、「全世界の数カ所で同時多発テロが起きて、テロ信者の博士の声明文をニュースキャスターが読む」というテレビ放送を、そのテロ信者の博士に見せつける……博士は何かが起きると怯える……じゃーん……四方の壁が倒れて、それは「フェイク」でした〜。騙し、騙され、内部の裏切り(fall out)、へりのなかで戦ってへりから落ちそうになる(fall out)。トムの恋人の、レベッカ・ファーガソンがMI6を抜けたい(fall out)。

 今回、「敵は本能寺にあり、ならぬ、内部にあり」で、長官、アンジェラの命令で、いっしょに行動していた、CIAからの助っ人、ウォーカー、これが、「敵」だったんです(笑)! これを、『U・N・C・L・E』のダテ男、ヘンリー・カーヴィルが演じている。トム・クルーズとは、年齢差20歳、身長差も20センチくらいありそうな……(笑)。そこをどうやって、トムの方をかっこよく撮るかは、なかなか工夫と技術がいったのでは?

 

 はい、今回も決まりました。上映時間2時間40分くらい? 長い! しかし、この長さがなければ嘘っぽくなってしまう。パリの街を縦横無尽に、車で、バイクで、全力疾走で、飛ばすワ飛ばすワ、それを上空から撮影。いや〜映画って、ほんっとに、なんでもできますねー! タン、タン、タン、タン……ルールー、ルールー、★は3つか、でもせっかくお金をかけているのに、悪いから、4つ? ヘンリー・カーヴィルも出ているしね!





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