岸田劉生展 [絵画]
【盆休みスペシャル】「岸田劉生展」
実家近くの豊橋美術博物館にて。
麗子像が有名だが、そのほかに、初期の風景画、印象派の画家を追いかけた作品群、白樺派の「一員」(?)として雑誌装丁などがあったが、この作品群が、全体のどれほどの位置を占めているのかは不明だが、こと本展覧会の印象でいうと、影響を受けた外国の画家の後追いに精一杯で、装飾的なものに傾いてしまったこともあって、自己のスタイルを確立するまでに至らなかったという感じ。
写真で見る娘麗子はそれほど無気味ではなく、画家本人が、無気味なものへとらわれていったような……。