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【詩】「入棺」 [詩]

「入棺」

 

今夕御入棺云々、即退出、秉燭之程參内、參御直廬、頭亮候御前、頭中将、中宮権亮等在宮殿上、頭中将可有警固召仰せ、左将不候參曾尤宜、仍遣取細大刀笏等了、以官人令觸外記、権亮叉我參會、借用兄中将劒云々、此間刑部參入御云、御入棺今夜也、御葬送明後日、(『明月記』建久三年、三月十三日の項)

 

建久三年、ユリウス歴1192年、グレゴリオ歴1192年、おれ……といってみたところで、私といってみたところで、英語では、Iにすぎないわたし。崩御されたのは、後白河法皇であり、のちに、後白河院となる。あらゆる生物は、死して物体となり、箱に入れる。これを入棺という。その後、わが母も物体となり、以後、四年間、私は日記を書かなかった。まー、六百番歌わせとか、イロイロアッテナー(そんな名前の猫がいなかったか?)。

 

つーか、世界は、さまざまな記述で溢れていて、それが思想なのか、思想がそうするのか。世の中でいちばんエライのは、ギリシアの神かキリスト教の神か? 神、自然、他者……それらは、人間が考え出した。奈良にあれば今頃、わが藤原家氏神さまの、春日神社のお祭りだ。あれは、西暦895年、宇多天皇から始まったんだ。

だがいまのおれは、「すれすれ」の中級貴族……てなもんや。てなてなもんや……作者の年代がわかるのう……(笑)。藤田まことも死んで、かつて週刊誌で騒がれた、「東京妻」麻丘めぐみはどうなった?わたしの、わたしの、カレはぁ〜馬ヅラよ〜♪

 

春くればほしのくらゐに影見えて雲井のはしにいづるたをやめ

 

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