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【詩】「長い長い長い鎮魂」 [詩]

「長い長い長い鎮魂」

 

地球が誕生して46億年、人類が誕生して38億年、

その間、どれだけの死があったというのか、

むしろ人類は、鎮魂のために生まれたのではないか?

大陸は移動し続け、「災害」は起こり続ける、

はじめに魂ありき、そして肉体が現れ、それは、

崩壊する運命にあった、

それを人は死と名づけた、プレートもまた死に、

それは地球内部でプルームへと変わる

マントルオーバーターンが始まって27億年、

液体金属の対流が始まり、地磁気が誕生する、

その魂を鎮めるため、個である運命を背負うため、

あえて「われら」と言おう、その「われら」は、

長い長い長い鎮魂の旅に出るのだ、





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コピーが激しい(笑) [Book]

Amazonレビューより転載(ここだけね(笑))


 


『現代詩手帖 2018年 10 月号 [雑誌] 雑誌 – 2018/9/28 


 


このザッシの版元から、実に夥しい「詩人」が詩集を出していて、若手で売り出せるとふんだ詩人以外は、すべて自費出版と思われるが、1冊出すのに、100万円はかかるだろう。ただ、大学を出たばかりの若い人が、有名装丁家の詩集をなぜ出せるのかは、当方も疑問で(笑)、推定なれど、これら若い女性詩人たちに関しては、もしかしたら、「特別措置」がなされているかもしれない(笑)。今号の「目玉」は、帷子耀(「カタビラアキ」というそうだ)。この名前は、昔、当方が高校生だった頃、「あこがれ」(爆)の投稿欄でかなり頻繁に見られた名前だが、どう読むのかは、はじめて知った(爆)。帷子耀氏は、青春時代に「現代詩手帖」に投稿していて、新人賞は取ったらしいが、早々に詩を書くのをやめて、実業家かなんかで生活していたのを「引っ張り出して」、300万円程度出させて、「集大成」を作り上げた。それの「伝説」づくりが、今号の目的である。どこといって特徴のない後期高齢者の写真があり、どうもこのヒトが、その「伝説の詩人」の写真であるようだが、このカイシャ得意のハデハデしい売り出しモンクに、「帰って来たランボー」みたいなのがある。誰が言ったか知らないが。まー、ランボーもあきれ果てるでしょう。なぜなら、この出版社、「内容」はほとんど問題にしていないからだ。アルチュール・ランボーは、十代のうちに5000行の詩しか書いてないが、そのとき、すでに評判になっていたし、無理に伝説をねつ造しなくても、自然に伝説になっていたからだ。その内実をまったく鑑みず、「青春時代に詩を書いて、詩の雑誌の投稿欄で「活躍」していた」、それだけで「ランボー」と言ってしまうのは、呆れかえるほどの無理があり、こういうことを声高に言って、編集部の意向を満足させている文筆家がいるようだが、こういうのを、「文壇ゴロ」というのだろうか?(爆)。


 確かに帷子耀氏が投稿者だった頃に比べると、劣化が激しい本誌であるが、そういう出版社になんとかぶら下がって、名前をあげたい「詩人」たちがあとを断たないのは、日本にはまだ金が余ってるのかな、と思わせないでもないのだが。地方の大きな書店でも、本誌は見あたらず、推定発行部数は、500部程度とみた。





 


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紅玉のタルト [料理]

 

食べたい時が、作る時。「装飾を省いた紅玉のタルト」。おフランス菓子は、イギリス菓子より簡単。紅玉のよい香りが。



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【詩】「ネット時代のコーラン、あるいは、固有名詞の抹殺?」 [詩]

「ネット時代のコーラン、あるいは、固有名詞の抹殺?」

 

AIにいくつかの名詞と動詞をインプットし、テキトーに「詩」を作らせていく、

そこには、とりあえず、「私」と「好き」と「死」が存在する。「私」は「あなた」を引き寄せ、「好き」は「愛」を生み、「死」は「墓場」に化ける、さらに、

「好き」は「妄想し」、「愛」は「宇宙」を生み、「死」は、「感情」に触れる、だが、

固有名詞は絶対に存在しないから、時間も、記憶も、歴史も現前しない。そこにあるのは、人間ではない。

 

そんなことははじめからわかっている、

しかし、言葉は存在する。ロゴスとしての言葉、知らないふり、気づかないふりをしているけど、そこに、性別はなくて、性もなくて、きみとかぼくとか、愛とか言ってるけど、ただ、ロゴスの海があるだけ。観念さえなくて。

 

それでも人は、ネット時代の人は、そこに「詩」を求めたくて、彼(彼女)の詩集を買うのだ。お金を払って。

版元は、リトルモアから小学館に移っても、装丁や、イラストや、縦組、横組の混在(これだけをパクッた詩集も見かけたが(爆))のテキストの組み方も従来と同じで、それが彼女(彼)の個性とも言えた。

こうして著者は、いまは、マホメットのように、天からの啓示のような言葉を吐き出していくだけなのだ。

いま、それが、まぎれもない「現代詩」の最先端なのだ。

私は、ここに、固有名詞を入れてしまっている。版元の名前を一般化することはできない。

つまり、それは、怪しいコーランなのだった。

 

ときに、言葉としては、固有名詞が最も古いようにも感じる。それを排除することは、古さを排除すること、言葉の起源を排除すること、そこには、「書き手」の隠した「生」がある。

 

 

そして、「新婚さんいらっしゃい」という詩のタイトルが、固有名詞なのに気づく、




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「極力火を使わない」を目指したランチ [料理]

「極力火を使わない」を目指した、先週の日曜日のランチ


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【詩】「中野重治を読む満月」 [詩]

「中野重治を読む満月」

 

中野重治の言葉は、とくに美しくはない。ただ簡素で、言いたいことを十分に言い尽くしているにすぎない。たとえば、「大道の人びと」という詩は、日本のどこにでもあった祭りなどに集まって来た、「大道芸の人びと」の様子を描いている。しかし、そのディテールへの視線は確実で、人の生の鉱脈に行き当たっている。そこには、見え透いたきれいごとや、抽象的な飾りもなくて、連れられた猿の、哀しさ、着古した紋付きを着た男の、匂うような胡散臭さを、描き出している。おお! かつてあった、神社の祭りの、はかなげな祝祭の遠慮がちな空間。学者は来るな! 来て、ごたくを垂れるな!

おまえらは、「一銭の銭(ぜに)もほうらずに」*去る行きずりの、見物人以下の存在だ。この哀しい風景は、

東南アジアの、中国の、インドの、祭りとも違う。

 

建仁元年、1201年、おれは38歳になっていて、10歳上の式子内親王が死んだ。大胆なこの女との「交流」は、日記には記さず、歌にも詠み込まず、

 

七月廿七日、……人々歌出来了、次第置之、次召家隆爲講師、讀師両相府令相譲給、……

 

まんげつ、そらに、まんげつ〜♪

 

思(おもひ)いれぬ人のすぎゆく野山にも秋は秋なる月やすむらん

 

「諸国をまわって来たそのわずかな言葉は

 その季節季節の風のなかにあわれにしわがれて消えていった」**

 

そのようにして、世界は十三世紀に突入した。

 

 

*****

 

*「一銭の銭(ぜに)もほうらずに」

**「諸国をまわって来たそのわずかな言葉は

 その季節季節の風のなかにあわれにしわがれて消えていった」

 

ともに、中野重治「大道の人びと」(中野重治詩集(岩波文庫)より引用)

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『新潮45』の白眉(笑) [社会]

「テレビなどで性的嗜好をカミングアウトする云々という話を見る度に苦り切って呟く。「人間ならパンツは穿いておけよ」と。性的嗜好など見せるものでも聞かせるものでもない。」(「新潮45」の小川栄太郎氏の「論文」?より。だいたいこのテードの文章を載せていたザッシですよ)


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映画『死にゆく者への祈り』 [映画]

(顔面破壊前の)ミッキー・ローク主演『死ぬゆく者への祈り』(A PRAYER FOR THE DYING)(1987年)。マイク・ホッジス監督、ジャック・ヒギンズ原作。Iraのテロリスト、カトリック。



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【昨夜のディナー@20180923】 [料理]

昨日のディナー。洗い物少なくを目指して(笑)。

ナスとベーコンのスパゲッティ(セミドライトマト、パルミジャーノ・レッジャーノ)、いろいろサラダ(サニーレタス。ミックスビーンズ、アボカド、トマト、キュウリ、レモン汁、白ワインビネガー、オリーブオイル)。

白ワインは、アルパカ、ソーヴィニオン・ブラン(シャルドネーの方がより合うかも、だが、これがあったので。ソーヴィニオン・ブランは、もっと「地味な」日本のおかずに合う、いずれ、どこにでもある「アルパカ」であるが、500円前後の世界では、アルパカがピカイチ!@安物ワイン評論家)

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【中秋の名月のための花】 [日常]

中秋の名月のための花。青山フラワーマーケットにて購入。

黄色の月に見立てた、なんとかマムという名の菊。新作のオレンジ色のケイトウ。白い……菊……ではなく、ガーベラ。

しかし、今は、曇っている。

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