『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』──ジェイク・ギレンホールの映画でした(★★★★★) [映画レビュー]
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 』(ジョン・ワッツ監督、2019年、原題『SPIDER-MAN: FAR FROM HOME』)
いやー、ジェイク見たさに行って、「案内」には名前がちっこくしか出てないので、ほんとうに出るのか心配してましたが(笑)、どうも「わざと」みたいでした。まー、ジェイクがいないとこのオハナシは成立しないし、「実物」は22歳(脱ぐとわかる(笑))かもしれないけど、一応16歳の少年が主役では、なんとなく、おとなは満足できなさそう──。そこはジェイクが、「しっかり」でっかいお目々でがんばってます。
物語は、もう、アメコミだかなんだか、こういった題材が掃いて捨てるほどになってしまったアメリカ映画は、「おまとめ」をしていて、アイアンマン、アベンジャーズ、Xメンと、よけいにごちゃごちゃしていますが、そうでもしないと、どうもオハナシがもたない(笑)?
しかし、画像デザイン、編集センスは抜群で、ただのアメコミヒーロー映画ではもったいない感しきり。とくに、スパイダーマンのパーカーたちが修学旅行だかなんだか、先生に引率されていく旅先の、ヨーロッパの映像がリアルかつ洗練されていて、行ったことのない人は、ぜひ見て欲しい。というのも、建物なんかがそれらしくても、実際は、「空間」が違うんです。その「空間感」は、テレビなどでも、わからないんです。でも、この映画はがんばって、そこを感じさせてくれます。
で、まあ、「ゴーストバスターズ」のゴーストと似たようなものが「出てしまって」(爆)ますが、ここんとこ、あえて、ネタバレしませんが、言わせてもらえば、「そういうことにしてしまったら」、今後このテの映画はもう「あり得なく」なってしまわないかな〜? って心配しています。
そして、本作であるが、映画は続くよどこまでも、で、エンドロールのあとも、「そのあとも」、重要なシーンが、もれなく付いてますので、よろしく!