SSブログ

【詩】「アンリ・ベルクソン」 [詩]

「アンリ・ベルクソン」

 

時間の中で、言葉と空間の間に吊られ

意識を取り出そうと夢見る。同時期フロイトと、

同じものを見つめ、

魂のありかを探る。

結局、肉体と魂は平行していないことを

発見し、みずからのなきがらを葬る。

そらこれが魂というものだ、それは、

焼き場では拾えない、死んだ時

ひとは魂を解放する、肉体から

それから時間だ。ブラックホールが

どこよりも明るいなんて

知っていたさ、彼は笑って

アインシュタインを

送り出す、空間へと。

 

 

 


nice!(3)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。