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『インヒアレント・ヴァイス』のサントラ [音楽]

 ジョニー・グリーンウッドが作曲した、主人公の探偵ドクの元カノ、シャスタのテーマはいくつかあり、彼女が現れるたびに、重苦しい音楽が流れる。それが、「インヒアレント・ヴァイス」=もともとその人が持っている属性(壊れやすい何か)かもしれない。実のところ、犬の散歩でiPodでそれを聴くのは気が滅入る。集中、Canの『Vitamin C』。これがリズミカルで最高である。何度も「リピート」している。

 


♪She's out of tune___


♪Hey! you! You're losing losing vitamin C___


 


 


と、レグイザモのような声で歌っている。


70年前後の「ヒップ」な時代の曲を、21世紀からとらえ直して脱構築しているように思われる。

 

(iPadで撮ったままの写真が逆さまに表示されています)

 


 

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最近の夜音楽 [音楽]

昼間はクラシックだけど、夜は、ジャズで、同じ空間の雰囲気を変えている。狭い部屋を有効活用……というか、コタツ周辺から動かないだけ、とか……(笑)。

 最近は、(なぜか)ウィントン・マルサリスになっている。とくに、『The Majesty of the blues』。ジャケットはマチス。

 

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ダイアナ・クラール、ニューアルバム『wallflower』──ジャズとは脱構築である。 [音楽]

ダイアナが子ども時代に親しんだ曲を選んでいる。リンダ・ロンシュタットへのオマージュ、『desperado』(リンダと聴き比べた)や、マイケル・ブーブレとのデュエット、『alone again』や、ブライアン・アダムスとのデュエット『feel like home』や、表題作、ボブ・ディランの『wallflower』、ポール・マッカートニーに頼み込んだ、『if i take you home tonight』など、珠玉といっていい作品群で、聴くほどにスルメのように味が出てくる。

 これらの選曲から、「ジャズを期待していたのに、ポピュラーソングとは……」と、怒る人々を国内外問わず、ネットで目にした。しかし、ダイアナの真骨頂は、これらをジャズにしているところである。ジャズとは、アレンジであり、スタイルであり、脱構築なのである。それを、ダイアナほど、体現しているミュージシャンはいない。

 アルバムの写真も、声も、まったく媚びていない、辛口が気持ちいい。

 そして、本アルバムの白眉は、なんといっても、最初に入っている、パパス&ママスの、『california dreamin'』である。「グレイの空の下、教会に入りひざまずき、祈るふりをして……カリフォルニアを夢見る……』、まるで、この曲のために、発売を、冬の季節にしたかのようである。グレイの空の下……、わんこの散歩時に、これを聴き、かつ、「いっしょに歌いながら(笑)」、カリフォルニアを夢見るのである……。パパス&ママスより、さらにスローに歌い出す、一節太郎(誰それ(笑)?)のようないぶし銀の声が、しだいにドラマチックに高まっていくのは、感動モノである。

 

 

「残雪やカリフォルニアを夢に見る 山下」

 

 

(って、なんの芸もない句ですが(笑))

 

 

 

 

 

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うちのクリスマスソング [音楽]

うちのクリスマスソング。


 


1,ダイアナ・クラール『Christmas songs』


2,マイケル・ブーブレ『michael bublé christmas』


3,山下達郎『Christmas Eve』(含英語バージョン)


4,アニェス・ショーミエ『Noël』


5,エラ・フィッツジェラルド『a Swinging Christmas』


6,『グレゴリオ聖歌集』(ウィーン・ホーフブルクカペルレ・コーラルスコラ)


7,『Christmas goes baroque』(CRRS State Philharmonic )


8,『スーパースター・クリスマス』(ジョン・レノン&ヨーコ・オノ、マイケル・ジャクソン@6しゃい、など)


 


ジャズ、バロック、正調、おフランス、ポピュラー、「きみはきっと来ない」、エラ@正統派英語……などなど、こんだけそろえりゃ、どんな気分でもOK(笑)。


ちなみに、今年は、上の二人、クラールとブーブレ。乾いた気分。


なお、iTuneライブラリは、このかぎりにあらず。ローズマリー・クルーニーの『ジングルベル』、シナトラなどを、storeで購入。カモナ・マイ・ハウス!

 

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『マック・ザ・ナイフ』聴き比べ [音楽]

ミコちゃんの『マック・ザ・ナイフ』すばらしー!


 


ブレヒトの劇『三文オペラ』の劇中歌から生まれたポピュラーソング、『Mac the knife』の、以下、ワタシ的ベスト8。


この8人を、iPodで聴き比べ。


 


"Oh, the shark, has, pretty teeth, dear...." この歌い出しをどう歌い出すか……。1はぞくぞくする。これに近いのが、ミコちゃんこと、弘田三枝子である。


 


1、マイケル・ブーブレ(なんたって新しい! ノリの軽さは21世紀的)


 


2、ケヴィン・スペイシー(主演、脚本、監督、制作、一人四ヤクで、ボビー・ダーリンの生涯映画化、歌い方もそっくりだが、本人より本人らしい)


 


3、ボビー・ダーリン(いかにも、ある時代を象徴)


 


4、シナトラ(いかにもマフィアっぽい(笑))


 


5、弘田三枝子(発音、リズム感、ネイティブに引けをとらない)


 


6、堺正章+クレイジー・ケン(堺、声ががらがらなれど、歌うまし)


 


7ルイ・アームストロング(歌だけ独立版としては、オリジナルの歌手)


 


8エラ・フィッツジェラルド(毎度クリアな英語)


 


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Cry me a river... [音楽]

"Cry me a river"……「私はあなたを思って川みたいに泣いたわ……」。


 


  デクスター・ゴードンのテナー・サックス、ジュリー・ロンドン(甘い)、スーザン・ボイル(慟哭)、エラ・フィッツ・ジェラルド(英語発音くっきり)、ダイアナ・クラール(知的にアレンジ)、そして、男のマイケル・ブーブレ(演出が華麗すぎ)を、iPodで聴き比べたりするが、やはり好みは、ダイアナ・クラールである。彼女の歌には、大いにインスパイアされる。


 


  彼女は、ナット・キング・コールに私淑していたが、同じ曲を、クラールとコールで聴き比べすると、彼女の「崩し」具合がわかる。


 


  ピアノの弾き語りスタイルはコールのものだったが、スターになるとコールは、ピアノをやめ、歌一本で行くようになった。クラールは、ピアノ弾き語りをやめていない。そこが彼女のスタイルであり、「師」を超えた道でもあった。


 


Dexter Godon (tenor saxophone ), Julie London(sweet), Susan Boyle (a wail),


Ella Fitzgerald (clear English), Diana Krall(intellectual), and Michael Buble (dramatic)...I listen to them for comparison with iPod.


 


But I like Diana Krall best. Because she inspire me a lot.


 


http://youtu.be/S4hPii_RVHE

 

 


 


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