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作家高橋源一郎氏はなにを考えているのか? [なんとなくエッセイ]

Facebookで、作家高橋源一郎氏の以下のTweetが引用されていた。読んでみると、どこか違和を感じたので、思ったことを書いておく。以下のTweetに「共感」した人々も少なからずおりました。あからさまな、テロリズムへの「復讐」(国家総動員法への道を開きかねないと危惧される)よりも、このような微妙な言辞の方が問題だと思う。


 


だいたいこういう問題になると、すぐしゃしゃり出てきて、なかば良心的な、なかば庶民の味方的な、そして大いに(とくに③)「文学的な、あまりに文学的な」「良心的文化人」のふるまいを、感傷的文体で書かずにはいられない、子だくさん(孫とも思えるような幼い子どもを小説や、Tweetにも書いて、メシのタネにしているのは、まあしかたないとして……(笑))、高橋ゲンちゃんなのだった(笑)。


 


日本の、3.11のときには、『恋する原発』なる作品を書き、被災者に必要なのは、「救援物資」ではなく、「言葉だ」といった人です(笑)。


このツイートにも、その「抽象的なふるまい」は現れています。


 


******


 


「高橋源一郎氏」のTweetより


 


人質』問題について、頭から離れなかったこと。- 高橋源一郎 http://bit.ly/1A7ZGEc


 


「①パイロット焼殺動画を(少しだけ)見た。ある映画監督は彼らの動画に『ハリウッド映画の文法がある』と思えると言った。ぼくにも、そこにある種の『審美眼』あるいは美意識さえあるように思えた。彼らを、人間の心を持たない獣だと非難できたら簡単だったろう。だが、美意識は人間だけがもてるのだ」http://bit.ly/1EUqtF4


 


「②アウシュビッツで『死の天使』といわれた医師メンゲレは、クラシック音楽の愛好家で、到着したユダヤ人たちをガス室に送るか選別する時、それから人体実験をする時、オペラのアリアを口ずさんだ。彼にも美意識はあったのだろう。非人間的な残虐さは恐ろしい。だが、人間的な残虐さもっと恐ろしい」http://bit.ly/16NaTg2


 


「③彼らの動画や行動を見ながら、彼らは『死』そのものに惹かれているのではないかと思った。あらゆる宗教の奥底に、彼岸を憧れる余り死に強く惹かれる部分がある。彼らを否定し非難し憎んでも無駄なのかもしれない。それこそが喜びだから。彼らが嫌がる唯一の反撃は生の側から理解しようとすることだ」http://bit.ly/1zRIwHL


 


「④彼らを理解することは『テロリズム』を理解することだ。『テロリズム』は絶望から生まれる。希望がないから破壊にすがるしかないのだ。だから、いくら滅ぼしても、希望がない場所では『テロリズム』は再生する。この世界が生きるに値する場所だと信じさせることしか、彼らを真に滅ぼす方法はないのだ」http://bit.ly/1FsuDBF


 


「⑤彼らの最大の特徴は『他者への人間的共感の完璧な欠如』だ。だが、これは『テロリズム』の形をとらずに、ぼくたちの周りにも広がっている。いちばん恐ろしいのはそのことだ。死を産み出す『深淵』は、実はぼくたちの近くにある。呑み込まれてはならない。その時、ぼくたちの未来はなくなるだろうから」http://bit.ly/1uympHa


 


 


*身代金に関する4つの誤謬 http://on.fb.me/1z3hwCo


*ドイツは平和を必要とし、平和を願っている。- アドルフ・ヒトラー、1935年 http://on.fb.me/1DLEz7O


 


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