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『現代詩手帖』2017年12月号(思潮社)──(いまどき貴重な)「住所禄」は2600円でも高いとは言えない(笑)。(★★★★)  [詩壇?]

『現代詩手帖 2017年12月号』(思潮社)

 

毎年、11月終わりになると出る、「詩人」さんたちの「住所禄」が中心の「詩のザッシ」。詩集を発行して、「さて誰に送ろう?」と思った時、いまどき貴重な(というのも、今は、「個人情報」法がウルサイので、なかなかひとさまのアドレスは知りがたい)「詩人」さんたちの住所がわかる(ついでに、電話番号までOKの人も結構多いのは驚かされる(笑))。長年の習慣なので、けっこう「有名なひと」の住所も出ている。荒川洋治氏など、「おれは(そのへんに掃いて捨てるほどいる)詩人ではなく、『現代詩作家』なんだ!」と、自ら表明されている人の住所は出てません。こういう「個人情報丸出し」ザッシはほかにない。

 ほかに、「その年に話題となった」(らしい)詩のアンソロジーと、「2017年の詩の総括」、「2017年の詩集ベスト3など」の編集部が選んだ「詩人」さんへのアンケートが載っている。詳細に見ると、あることに気づく。それは、このザッシの版元が出した詩集はもちろんだが、知人同士などが気をつかって選んでいる、あるいは、「狭い世界の叙情を支え」かつ「有名な」人の詩集が話題になっている。

 詩壇を制御できると思ってきた思潮社であるが、さて、来年はどうでしょう? なお、次号、1月号は、毎年、「思潮社が認める」「第一線詩人」の作品集である。12月号で「活躍」できても、この1月号に載らないと「第一線詩人」とはいえない、そういう、ヒエラルキー形成定番のリストである。とくとご覧あれ(笑)!

 

 (しかし、いまどき、ジュンク堂にもおいてないものを、誰が読むかね? は、ある。こちらの2600円は完全に高い(爆)!)

 


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