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【自民圧勝、憲法改正に関して】 [政治]

安倍首相は、今回の参院選の圧勝は、「憲法改正へのご支持と受けとめている」「全文改定するつもりだ」と発言したらしい。そういう「ニュース」が、Facebookに流れてきて思うこと。


 


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フランスのドゴールは、1958年9月に、みずから起草した新憲法案を国民投票にかけて、80%の支持を得て可決された。これが今のフランスの国家体制の基礎となっている第五共和国憲法である。その特徴は、大統領権限の強化。安倍首相の頭には、あるいは、こうしたこと「よその国の例」があるのかもしれない。そして、羽田空港を、安倍晋三空港という名称として残したいのかもしれない(爆)。


 


「多数決は常に正しいのでしょうか。時々の多数意思が過ちを犯す危険を持つことは、ナポレオン帝政やナチスドイツに見るように歴史の示すところです。国民の多数が熱狂的に支持した戦前の日本も同様でした。


 それを避けるためには、そのような人間の弱さに着目する必要があります。すなわち、そのような多数意思に基づく行動に、あらかじめ歯止めをかける仕組みを用意しておかなければなりません。その仕組みこそが憲法なのです。多数決で決めることもあるけれども、多数決で決めてはいけないこともあります。多数決でも変えてはならない価値を前もって憲法の中に書き込み、民主的正当性をもった国家権力をも制限するのが立憲主義という法思想なのです」(伊藤真訳、『現代語訳 日本国憲法』訳者解説より)


 


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