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【訳詩】ルネ・シャール「形式的な共有」26 [訳詩]


Rene Char "Partage formel" 26



Mourir, ce n'est jamais que contraindre sa conscience, au moment même où elle s'abolit, à prendre congé de quelques quartiers physiques actifs ou somnolents d'un corps qui nous fut passablement étranger puisque sa connaissance ne nous vint qu'au travers d'expédients mesquins et sporadiques. Gros bours sans grâce au brouhaha duquel s'employaient des habitants modérés... Et au-dessus de cet atroce hermétisme s'élançait une colonne d'ombre à face voûtée, endolorie et à demi aveugle, de loin en loin____ô bonheur____scalpée par la foudre.

 

****

 

ルネ・シャール『形式的な共有』

 

死ぬこと、それは、意識がまさに自らを廃止しようとするとき、われわれにとって、ほどほどに未知であった、というのは、肉体についての知識は、われわれには卑小で散発的な窮余の策を通してしかやって来ないのだから、そういった肉体が活動しているか眠っているかしているある場所について、休暇を取るよう意識を強いることではない。がやがやとうるさい、優雅さを欠いた大きな町、その音は節度ある住人たちが夢中になってたてているのだが……そして、その恐ろしい錬金術の上に、アーチ型に反った、心を痛めた、そして半ば盲目の、人影の柱がそそり立っていた、ときどき──おお、なんという幸福──その影は、雷に頭皮を剥がされるのだ。

 

 

 






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