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奈良美智展@豊田市美術館 [絵画]

奈良美智 Yoshitomo NARA for better or worse @豊田市美術館(2017.7-9.24)

「愛知県が生んだ」(出身は青森だが、愛知県立芸術大学大学院出身で、同校のある長久手とその周辺を「故郷」としている)と言える画家、奈良美智の、いわば「手作り感の残る、部分回顧展」といった趣の展覧会が、豊田市美術館で開かれている。豊橋から豊田へは、私鉄(名鉄)を乗り換え、Ⅰ時間半くらいかかる。

私はこの画家の作品からすぐに思いつくのは、映画にもなっている「ビッグ・アイ」である。あれのパクりかな〜?という感じもしている。しかし、「デザイン」(とあえて言うが)は、ずっと洗練されて、さすが「世界的キャラ」である。同展には、例の女の子の「キャラ」の大きな木像もあった。その「体型」を見ると、ムーミンという感じもする。また、シュールレリズムの便器=泉を思わせる、もっと清潔だが(笑)、そういったオブジェ作品もある。多くは、例の「キャラ」の100号くらいの、アクリル作品である。油彩はなかったように思う。鉛筆、色鉛筆、キャンバスに綿布を貼ったうえにアクリル、など。

「ショップ」にて。Tシャツ、ピンクが微妙でかわいかったが、ブルーもあり、バングラディシュ製、1800円。ぬいぐるみがほしかったが、Sが2700円、Lが4000円もして、買わず。並べられた関連本のなかで、『現代美術のビジネス』などという文庫本のタイトルに目がいった(笑)。

若い時に収集された「レコード」のジャケットや本などが、美しく並べられ、「それがぼくの画集だった」などというコメントも人工的に作られた木の壁かどこかに書かれていたが、あ、そーですか。「この程度」のコレクションは、当時の若者は、している人はしているだろうなーという感じ。

「なにかありげな雰囲気」。これに尽きた(爆)。

「芸術」と「キャラクターもの」の微妙な境目を言っている、「現代美術市場」の成功者という感じもした。

 

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