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『印税で1億円稼ぐ』──この人の著書は、字数から言ったら冊子レベル(★★) [Book]

『印税で1億稼ぐ』(千田琢哉著、 2013年11月8日、あさ出版刊)

 

本書はつい最近、福岡ジュンク堂で購入したのであるが、2013年刊の、一刷(初版)だった。本書に関しては、皮肉にも、増刷はかからなかったようである(笑)。そして著者の、書籍リストの出版社であるが、岩波書店とか講談社とかいう、「誰もが認める」大手にして、内容もあるレベルを維持している出版社はひとつもなし。それもそのはず、リストは見ればわかるとおり、水増しである。確かに、茂木健一郎氏や齋藤孝氏など、「ほんとうに売れていてかつ有名」な著者も、いろいろなところに義理があるので、いろいろな出版社から似たような本を出してはいる。しかし、一ページの字数がここまで少ない本はないと思う。本書で78冊目とあるから、とおに100冊は超えてらっしゃるかもしれませんが、字数からいったら、まっとうな本の三分の一ほど。四百字詰め原稿用紙にしたら、百枚あるかないか(笑)。だって、右ページは「章題だけに使われている」(笑)。

 しかし、業界の情報は参考になることも載っている。この著者の名を、誰もが知っているとは言い難い(笑)。文化人にも入らないだろう。こんなのを「作家」とか呼ばれてもね〜。幻冬舎の社長の見城徹氏が豪語されているように、「白紙の本だって売ってみせる!」。ま、このテイより、多少ましな。著書と呼ばずに、冊子と呼ぼう(笑)。





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