『ザ・タウン』──コミュニティ論としての強盗映画 [映画レビュー]
『ザ・タウン』ベン・アフレック監督
『明日に向かって撃て』のような、古典的かつロマンチックな枠組みをきっちり踏襲した映画ながら、どこか新しさを感じさせる。というのも、世の中、コミュニティ論が盛んであるが、ボストンという街をそういう、コミュニティ論的な切り口で見せている。
ベン・アフレックは、監督、脚本(共同)、主演をこなし、自分の故郷をこのように描いて見せる。大したもんである。
また、ヒロインとなる、レベッカ・ホールの微妙に変化する表情が、この映画をより端正なものにしている。
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