カラマーゾフの兄弟1: 1 (光文社古典新訳文庫)──驚きの日本語 [Book]
カラマーゾフの兄弟1: 1 (光文社古典新訳文庫) [Kindle版]
ドストエフスキー (著), 亀山 郁夫 (翻訳)
新潮社の『ドスエフスキー全集』を持っているので、原卓也訳で読んでいたのだが、寝るとき、寝室を暗くして、Kindle Whitepaperで、「続き」が読みたかったので、本書を購入してみた。訳語の細かな部分には拘らず、だいたいの物語を追えればいいと思っていたが、どうも、本書の訳で読むと、ドストエフスキーの深みがなく、違ったものを読んでいるような気持ちになった。大筋は、たぶん、原訳を参考にしていると思われる。しかし、日本語に疑問を持つような表現が多く、一部マスコミでは評判になったように記憶しているが、はっきりいって、私にはどこがいいかわからない。やはり、ちゃんとした本で読みたいと思う。
とりあえず、「1」しか買わなかったのは、正解であった。
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