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【ためになる情報量の多いマウス画】芭蕉 in 猿沢池 [文学]

【ためになる情報量の多いマウス画】

 

実際は、芭蕉は猿沢池に行ったかどうか。猿沢池は、奈良時代? 生き物を放ち、放生会をいとなむために設営された人工池。ガイドブックには、周囲360メートルとある。それじゃあ、イメージわかんじゃんね(←三河弁)ということで、円周率(3.14)で割って、「わざわざ」計算して、直径のおよそを出して記入してあるほか、「古池や蛙(かわづ)飛びこむ水のをと」の有名な句(『春の日』所収)が、家主が遁世し荒れ果てた場所を訪れ、古池を見て作ったので、ほんの小さな池であることを明示してある。

 だいたいよく考えてみれば、いくら周囲が静かだといって、カエルの飛び込む音など、そうそう聞こえるものではない。ここに、音をイメージ化することによって、静けさと荒れ果てた様子を一瞬に表す技が働いている。

 芭蕉の「わび」「さび」とは、私見では、華やかな場所を避けている感があるので、猿沢池は句にならなかったのかも。

kbasho.jpg



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