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『ハンターキラー 潜航せよ』──『レッドオクトーバーを追え!』が懐かしい(★★★) [映画レビュー]

『ハンターキラー 潜航せよ』(ドノヴァン・マーシュ監督、 2018年、原題『HUNTER KILLER』)

 

 叩き上げの、米海軍攻撃型潜水艦、艦長のジェラルド・バトラーのでかい顔は、それなりに、暗い潜水艦の中では目立つ。粗い演技も、まあ、こういう仕掛けの映画には、妙に共感を呼ぶ。が、しかし、きわどいスジに配慮しすぎで、アメリカ大統領は、女性。一方、ロシア大統領は、プーチンとは似てもにつかない、筋骨隆々の美丈夫。主演バトラーも、助演オールドマンもイギリス人、捕虜となるロシア潜水艦艦長の俳優は、スウェーデン人。で、どういう筋立てかというと、行方不明の米潜水艦の捜索命令を受けた、潜水艦「キラーハンター」が、極秘裏にロシア海域に侵入すると、そこには、攻撃を受けたロシア潜水艦が漂っていた──。

 近づいて、攻撃された穴をみると、それは外部からの魚雷攻撃ではなく、内部の爆発物だと、ノンキャリアでも現場の経験豊富な艦長のバトラーは判断する。内部には、生存者がいて、ロシア人の艦長と部下が二人。二人を救助し、捕虜とする。一方、ロシアでは、国防大臣がクーデターを謀り、大統領を拘束、アメリカを核攻撃しようとしていた……。ことを、ロシアに潜伏していたネービーシールズが、知り、参謀本部に、ドローン画像を送る。

 「ハンターキラー」に攻撃命令が下るも、世界戦争を避けるため、バトラーは最後までこらえ、相手に先に攻撃させて、迎撃し、相手を壊滅させ、ロシア大統領を救う……てなハナシなんですけどね(笑)。そして、バトラーは、あの大顔で、あくまでりりしく、観客の感動を誘う。ま、こういうリアリティのなさでも、感動できるヒトはいいですね、という、そういう映画。

 最後までエンドクレジットを見ていたのは、私ひとりでした(笑)。アレック・ボールドウィンが副艦長(艦長は、ショーン・コネリー!)だったかな、で、最高にかっこよかった、『レッドオクトーバーを追え!』(1990年)がなつかしー(笑)。この映画の超豪華キャストには眼を見張るばかりである。もう30年近くも経っていたなんてね。




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