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『現代思想 2015年3月臨時増刊号 総特集◎シャルリ・エブド襲撃/イスラム国人質事件の衝撃』──本書が読まれていないらしいのは、嘆かわしい [Book]

現代思想 2015年3月臨時増刊号 総特集◎シャルリ・エブド襲撃/イスラム国人質事件の衝撃』(アントニオ・ネグリ、エティエンヌ・バリバール著、青土社、2015年2月刊)


 


シャルリー・エブド襲撃、イスラム国日本人人質事件、続きざまに起こった、関連のある事件に関して、さまざまな雑誌が特集を行ったと思うが、なかなかことの本質に迫ったものは、見受けられなかった。とくに、本書でも言及されているように、シェルリー・エブド事件後の、「私はシャルリー」のスローガンに、誰もが目をくらまされ、つい、フランスの大手メディア+国家の尻馬に乗って、Facebookの日本人でも、「私はシャルリー」を誇らしげに掲げる人は多かった。これら、関連の事件のやっかいさは、日本人も被害者でありながら、構造として見えにくいものを持っているということだ。実際、イスラム系フランス移民がどこに住み、どんな扱いを受けているかなど、ほとんど日本人は知らないし、関心もないことだ。しかし、このやっかいな構図に、安倍政権も噛んでいるのである。それを、外国の思想家も含めて、直に、間接的に、あぶり出す結果となっている。記事の本数が多く戸惑うが、まずは知っている名前、関心をひく題名の記事から、読んでみてはどうだろうか?




 

現代思想 2015年3月臨時増刊号 総特集◎シャルリ・エブド襲撃/イスラム国人質事件の衝撃

現代思想 2015年3月臨時増刊号 総特集◎シャルリ・エブド襲撃/イスラム国人質事件の衝撃

  • 作者: アントニオ・ネグリ
  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2015/02/23
  • メディア: ムック

 

 

 


 


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