「落柿舎にて」@20180614 [旅]
「落柿舎にて」
「予は猶暫とゞむべき由にて、障子つゞくり、葎引きかなぐり、舎中の片隅一間なる處伏處ト定ム。机一、硯、文庫、白氏文集・本朝一人一首・世継物語・源氏物語・土佐日記・松葉集を置く、並に唐の蒔絵書たる五重の器にさまざまの菓子盛、名酒一壺杯を添たり」(芭蕉『嵯峨日記』より)
スペイン旅行の帰り道 [旅]
でも、やっぱり、フランスに戻るとほっとしました(笑)。ものすごくおいしいというわけではないけれど、エールフランスの機内食はやはり、安心の味。
シャルルドゴール空港は、工事もすっかり終わり、すばらしくきれいな空港になってました。あまりに広く、「2Eの乗り場はどこですか?」と聞くと、「あなたが今いる場所ですよ」と言われました(笑)。
必要上、かなりおフランス語を使いました。
帰りは乗り換え時間が短く、「駆け込み乗機」なので、そんなときは、機内マガジンを見て、ゆったり機内ショッピング。
わん太のおみやげは、真っ先に、「これください!」。20ユーロなれど、気にしない(笑)。JALと違って、エールフランスは、免税品を通路をカートを引いて売りに来ない。買い物したい人は、売店まで来てください。それは、トイレの前にどっかと置かれたカートで、その間中、ひとつのトイレは塞がれたまま。
「このクマくださ〜い!」。妹も、迷った(ここがいけない(笑))あげく、自分の犬に、クマを買うことにしたが、1個しかなかった(笑)。
免税品で一番安いのは、「フリスク」のようなミント菓子で、エールフランスのマークがついているやつ。1ユーロ。「私はばらまきおみやげ用に、4個買う」。妹も、2個買おうとした。しかし、「3個しかあっりません!」「じゃあ、3個ください」。で、妹に1個あげた。
今度は、ニューヨークへ行きたい。「口直しに」というか……(笑)!!
友人には、いろいろなところへ車で連れて行ってもらって、食事などもごちそうになって、たいへんお世話になりましたが、やはり……旅は、冒険と自由!……なのでした。どうも、すみませ〜ん(先代林家三平式に)。
ちなみに、飛行機の窓から見える景色は、シャルル・ド・ゴール空港のあるロワシーの村。渋澤龍彦訳の、超ポルノ小説、『O嬢の物語』の舞台となったところです。余分な参考までに(笑)。
以下、山口百恵の『イミテーション・ゴールド』の節で。
♪ バターがちがう 小麦がちがう
技術がちがう〜
ごめんね〜 パリの味とまた比べてる〜
(写真はのちほど)
ロンドンなう。 [旅]
チョコレート祭り [旅]
マンボ! ばかん♪ [旅]
しゃべった、歩いた、疲れた@イタリア旅行 [旅]
ボローニャ行き帰り二泊。鉄道でフィレンツェまで。超高速で30分。フィレンツェ二泊の、弾丸旅行に行ってきた。四泊六日で、まあ、しゃべったわ、しゃべったわ、イタリア語を! そして、目的の場所を探して一日20000歩近く、そして……疲れた。乗り換え地点のフランスは、シャルルドゴール空港も、やっとのことで、帰りのJAL機に、乗り込んで、客室乗務員のお姉様がたの満面の笑顔で「お帰りなさいませ」に迎えられた時には、『暮らしの手帖』2012年12-2013年1月号の、ドナルド・キーンのエッセイではないが、「日本人てなんてやさしくて親切ぅ〜」、日本人に生まれよかったぁ〜(海外旅行たび思うのだが(笑))と、心から安堵するも、「わかりにくいんだよ、乗り換えが!(日本人の従業員が全然おらず、日本語はほぼ通じない。しかも、乗り換えターミナルは、降りた地点の反対の端(その距離は、ひとつの町といってもいいほどの距離)」と、JALへのクレームも爆発! でも、よかった〜……と、安倍晋三ではないが「美しい国日本」……と、思わないでもないが、まあ、「世界一安全」(治安が)は、キーンさんのおっしゃるように確かでしょう。
ニューヨークの雨 [旅]
ヨーロッパからの移民の船が最初に着いたのも、自由の女神がすぐ近くに見える船着き場だったので、ここは、ニューヨークの入り口のような感じがある。
急な雨に降られ、デリで黒の折りたたみ傘を買ったが、ニューヨークの人々の傘は地味で、黒か、たまに、ゴルフで使うパラソルのような大振りな傘を差している人もいる。しかし、なにせ、5年前である。人々の様子も変わったかもしれない。しかし、この映画で観るかぎりは変わっていない。
もうひとつのキーアイテムになっている帽子を、キーパーソンから受け取ったデイモンが、雨のニューヨークの街を走り出すシーンは、ドラマチックな感動が心を揺さぶる。
パリの雨 [旅]
台風の影響で、このところ、日本の大部分に雨が降っているのではないか。こちら、福岡も雨で、気分は、「ショパン」になっている。昨日は、ホロヴィッツのショパン、エチュード(ハ短調作品10-12)「革命」を聴いていた。ついでに、それをジャズにした、マル・ウォールドロンの同曲(アルバム"Spring in Prague"より)も聴いてみた。……いいじゃん、いいじゃん。10年ほど前には、かなりその気になって聴いていた曲であるが、今の方がそのよさがわかる。
「グールドの帽子」さんのブログを覗けば、イタリア旅行の報告が続いて、今日は、「ペルージャの雨」である。
コメントを残せば、「山下さんも得意のフランス語で、フランスの街を闊歩してください」というお返事。そっか〜。で、突如、2年前のパリを思い出し、かつ、ネットにはアップしていなかった写真を取り出してみた。
2009年12月24日、妹と、たどり着いたパリは、雨だった……。午後6時もまわっていたか、シャルル・ドゴール空港の外はすでに暗い……。いろいろ聞きまわり、パリ市内に入る空港バスが出る場所を探した。大して大きくはないが、スーツケースもがらがら持ってバスに乗り込んだ。いじわるな運転手が、「ほらほら、荷物は、ここへ載せて」と、荷物載せの棚を示す。「重くて上がらないから、載せてください」というと、知らん顔で行ってしまった。でも、見るに見かねた、近くに座っていた親切なお方が、われわれ二人のスーツケースを棚に上げてくれた。パリは、いじわるな人と、親切な人が、はっきり分かれている……ような気がする。
オペラで降り、雨の石畳を、がらがらスーツケースを引きずって、ホテル、インター・コンチネンタル・パリ(だったかな〜?)に向かう。だいたい、停留所の近くだったので、すぐに見つかるはずであるが、雨のために手間取る。タクシーにすればよかった、今度は、タクシーにしよう……と、思いつつ、冷たい雨の道をあっちゃこっちゃ……。なんと、舗道には、アフリカ系のホームレス(仏語では、SDF(sans domicile fixe……直訳すれば、「固定した住居なし」)が「寝ている」。雨が打ちつける舗道のまん真ん中に、だよ。「倒れている」のではなく、明らかに、「寝ている」。眠っているわけではないようだが、ふてくされたように寝ているのである。日本じゃ、青いビニールテントの邸宅にお住まいになっているホームレスが、ここでは、雨ン中で寝転んでいる……。このあとも、日本と比べたら、はるかに厳しいホームレス事情を見ることになる。なんと、日本はホームレス天国だった!
着いてすぐ、ネットで予約してあった、ホテル内にある、「カフェ・ド・ラペ」(ミシュランに載っている有名レストランであるが、お値段はそれなりに張るが、どってことないお味)で食事をし、夜の街へ。まずキオスクで傘を買う。
「お写真」は、クリスマスイブの雨に煙る、マドレーヌ寺院である。この内部はすばらしかった、ですが、それは、またあとで。それと、雨のパリの街角。マドレーヌ寺院の近く。