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『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』──ディズニーこそ映画界のダークサイドなり(★★) [映画レビュー]

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ 』(ライアン・ジョンソン監督、2017年、原題『STAR WARS: THE LAST JEDI』)


 


  NHK「紅白」同様、とにかく見ないと、年が明けないような気がして、見てしまうのであるが、「リアル世代」で、すべてエピソードを見ていながら、というか、そうであるから、もう飽きた。だんだん、宇宙が狭くなって、気がついてみれば、「星の戦争」ではなく、「内輪争い」になっていて、「近親憎悪」と言い替えてもいいが(笑)。


 


 カイロ・レンの母は、レイア姫だったのでは? ダークサイドに墜ちた、ベン・ソロ(カイロ・レン)は、父親のハン・ソロを殺して、宇宙の大司令官を目指す。対する、「ジェダイ」の後継者の、レイ。ただの孤児。時代がすでにして、「スター・ウォーズ」のガジェットを超えてしまい、押し寄せる陳腐化が否めない。「われわれは言葉で説明しようとするが、思考は空間の中で行われる」という、ベルクソンのデビュー作の「序文」が自然と浮かんできてしまった。


 


 なにが変わったといって、ディズニー映画になってしまってから、かわいい小鳥さんなどのキャラが出てきて、それはそれで、おもしろいのだが、完全にべつの映画になっちまったね。ディズニーこそ、映画界のダークサイドかもしれない。あ、さういへば、『ハン・ソロ』なる、スピンオフ映画ができるようで、そっちの方が面白そうだった。ハリソン・フォードがかなりかわいかった。



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